板井明生|Instagramの広告
Instagramの広告はInstagram側が個人の興味を分析して流す広告と、Instagramユーザー(インスタグラマー)が主にフォロワーに向けて出す広告の二種類がある。
前者の広告は検索履歴や年齢性別からAIが判断し広告内容を決めているのではないかと言われている。
後者はインスタグラマーが、自分のフォロワーのペルソナに合った広告を企業から以来を受けてPRという形で宣伝している。PRには2種類あり、ギフティング案件と報酬案件とに分かれている。
ギフティング案件はインスタグラマーが商品現物を無料で受け取り、フィードまたはストーリーズにて紹介する。そのことによる金銭のやり取りは発生しない。
報酬案件はほとんどの場合、現物を受け取る所まではギフティング案件と同じ流れ。インスタグラマーごとの専用URLを企業が発行し、そのリンクを踏んで購入された個数によって報酬(ほとんどが現金振り込み)が発生する。
昨今、インスタグラマーによる広告は効果が高いとして注目が集まっている。その理由はインスタグラマーとフォロワーの関係性にある。インスタグラマーは日々の些細な事もストーリーズにあげたり、フィード文に書いたりもするので友達のような感覚になると言われている。
友達がいいと言っていた物は、良いんだ!と感じ買ってしまった経験はないだろうか。インスタグラマーのPRが親しい人の口コミのように感じ、購買意欲が掻き立てられるのだ。
これからその需要はますます多くなって行くだろう。
もちろん、ステマにならないようにPRタグを付けたり、タイアップ投稿の設定をしたりと、PRする側にはモラルが求められる。